箱根湯本で「バリ風のリゾート旅館」を独自のコンセプトにお客様に非日常とおもてなしを提供する「箱根藍瑠」。導入の決め手となった、他社の宿泊予約エンジンには無い「triplaホテルブッキング」の機能や、今後の活用ビジョンを伺いました。
GoToトラベルキャンペーンの一時停止が発表された翌日に、その停止期間中にも割引価格で予約ができるお得なクーポンを作成しました。自社公式サイト上ですぐにお客様にとってわかりやすく割引を提供し、金額調整を臨機応変に行えるクーポン機能は、日々状況が変わるこの時期に大きな強みだと感じます。
今後も、各種イベントや行事に合わせたキャンペーンや会員向けの施策等を作成・提供したいと考えています。
開業当初は、国内のお客様のご利用を想定していましたが、いざ蓋を開けてみると2019年までは外国人のお客様が7~8割でした。2020年はやはり国内予約が9割になりまして、OTAだけでなく自社集客にも力を入れたいというところで、多言語にも自社予約にも強い「triplaホテルブッキング」を導入しました。
「triplaホテルブッキング」には、他社の宿泊予約エンジンには無い機能が数多く搭載されています。
まず、宿泊予約日を選ぶ画面で、各日の残室数が表示される点が良いですね。他社の予約エンジンだと、必要情報を全て入力した後に画面が遷移して初めて空室状況がわかります。一方トリプラだと、お客様が予約に取り掛かった第一歩でいつ空いているかが一目瞭然です。お客様にとって無駄な労力がかからず、とても画期的だと思います。
また、今ですとお客様がクーポンコードを入力すると公式サイト上で簡単にGoToトラベルキャンペーンの35%割引を適用できるところ。これはお客様にとっては大変分かりやすく、予約までスムーズに完了すると思います。
自社予約比率を高めるという課題の解決手段として、OTAの販売価格を一覧表示するメタサーチに自社を出せるのもとても良く、今後「Google Hotel Ads連携」を考えています。
箱根藍瑠 受付にて 渡辺支配人
オプション販売機能を活用し、お客様の単価を上げたいと考えています。今、GoToトラベルキャンペーンで地域共通クーポンがあるため、館内マッサージの予約や別注料理の注文が増えているんですね。宿泊予約時点で事前に館内マッサージの申し込みができたり、他にも例えば宿で買えるお土産を事前におさえられると、お客様にとっても付加価値となりますし、宿としても様々なオプションを事前にご提示したいと思っています。
また、OTAが特別セールを行うときには、自社でも同等の割引額のクーポンを発行するなどして自社流入を強化していきたいですね。もちろん値下げが全てではないのですが、そういったときにも対応できる柔軟性がクーポン機能にはあると思います。
さらに、担当営業者様には相談済みの要望にはなりますが、空室待ち機能が付くと良いと思っています。今、GoToもあってか、OTAで在庫ができると夜中でもすぐに埋まる状況です。在庫の戻りを自社が一番タイムリーにキャッチして、キャンセル待ちの希望者に一斉に通知ができると、OTA頼みではなく自社比率が上がるのではないかと考えます。お客様にとっても、公式に宿からキャンセル待ち連絡が来ると、信頼性のある情報を得られますし、最安値予約のメリットを享受できると思います。
今後も「triplaホテルブッキング」で自社予約の強化に取り組みつつ、チェーンホテルだけでなく旅館ならではの要望も聞き取り入れようとするトリプラの新機能追加に期待しています。
箱根では珍しいバリ風の温泉リゾート旅館として2017年に開業しました。全15室には専用の露天風呂が備え付けられ、食事も個室にて提供しておりプライベートな時間を満喫頂けます。更に星を見上げる南国風の大浴場や、サンゴや熱帯魚のいる大型水槽に囲われたアクアリウムバーなど、あらゆる設備で非日常をお届けします。
日本人スタッフだけでなく外国人スタッフも多く在籍し、開業以来国内外からのお客様におもてなしを提供しています。
箱根藍瑠 大浴場
箱根藍瑠 アクアリウムバー
インタビューにご協力ありがとうございました。