タイ・インドネシアなどで宿泊施設向けにサービスを展開するEndurance Technology Solution Pte Ltd.の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
tripla株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 高橋 和久、代表取締役CTO 鳥生 格、以下「トリプラ」)は、2024年1月24日開催の取締役会において、Endurance Technology Solution Pte Ltd.(本社:シンガポール、以下「Endurance社」)の株式を取得し、子会社化することについて決定いたしましたのでお知らせいたします。
左から、トリプラ代表取締役CTO鳥生 格、代表取締役CEO高橋 和久、
Endurance社CEO Hartono Liman、General Manager Chatuporn Ruttalaungsak
◼株式取得の背景
トリプラは、「イノベーションで顧客を感動させる」をミッションに掲げ、宿泊施設向けに、自社予約比率向上を支援する予約エンジン「tripla Book」を中心に、AIチャットボット「tripla Bot」、CRM・マーケティング オートメーションサービス「tripla Connect」、広告運用代行サービス「tripla Boost」などを提供することで、宿泊業界のDX化を促し人手不足が深刻な宿泊施設の運営効率と収益性の向上を目指してまいりました。今後は、東アジア(台湾、韓国)や東南アジアへの事業拡大とサービス拡張にも注力し、国内外の宿泊産業の発展に貢献することで更なる事業成長を目指しています。この流れを受け、当社ではこの度、シンガポールに本社を置き、タイ、インドネシア、ベトナム、その他東南アジア及びエジプト等の宿泊施設向けに予約エンジンを展開するEndurance社を子会社化することにいたしました。
Endurance社は、タイやインドネシア、エジプトなどの宿泊施設向けに、予約エンジン「Pelican Hotel Solution」を開発、販売しています。主力サービスである予約エンジンは、SiteMinder、RateGain、STAAH、Hoteliers.Guruといった海外で主力となるチャネルマネジャー*¹と連携しています。そのため、Pelican Hotel Solutionとトリプラが展開する予約エンジンtripla Bookをシステム統合させることで、新規接続が困難とされるチャネルマネージャーとの連携が完了し、各国において最速でtripla Bookの展開が可能となります。
トリプラは2022年11月の上場以来、インドネシアでサービス展開を行うBookandLink社と、台湾でサービス展開を行うSurehigh社の子会社化を既に発表しており、この度のEndurance社を合わせると3社目の子会社化となります。これによりインドネシア、台湾に加えてタイやベトナムへのビジネス展開が可能となり、グループ全体の導入施設数は大幅に拡大します。現在、トリプラの導入施設数は3,016件(2023年12月末時点)、BookandLink社が2,465件、Surehigh社が1,205件となっており、これらにEndurance社の導入施設数157件を合計し、総施設数は7,038件となる見込みです。
今後は、日本をはじめ各国で展開しているtripla BookをEndurance社のサービスを利用する顧客向けに展開することを目指すほか、Endurance社が有するチャネルマネージャーとの連携技術を活用し、国内外に展開することで、競争力の強化を図ります。
このように、両社が得意とするサービスや技術を補完し合い相乗効果を発揮することで、宿泊施設の収益最大化を実現するワンストップサービスの提供を促進するとともに、アジア最大の宿泊施設向けホスピタリティソリューションカンパニーの早期実現を目指してまいります。
(注)・*¹チャネルマネージャー:OTAや予約システムなど複数の宿泊予約情報と基幹システムを連携し、在庫・プラン・価格をまとめて管理するシステム。
■tripla株式会社 代表取締役CEO 高橋和久 コメント
タイ及びシンガポールで事業を展開するEndurance社とご一緒できることを大変嬉しく思っております。Endurance社のCEOであるHartono氏とは、2018年にtripla Botのサービス紹介動画を作成いただいた時からのお付き合いになります。東南アジアの中でもタイは一番の観光立国と言われています。そんなタイの宿泊施設向けに今後サービスを提供していくには、Endurance社の実績の活用と、BookandLink社を含めたグループ会社の事業連携が必要不可欠です。予約エンジンであるPelican Hotel Solutionとtripla Bookのサービス統合を早急に行い、機能面を充実し、東南アジアにおける事業展開の速度を上げていく所存です。目標である10,000施設の導入に向けてグループ全体で邁進していきます。
■Endurance Technology Solution Pte Ltd. CEO Hartono Liman コメント
この度の子会社化は、ホテルテクノロジー業界の成長と革新を目指す両社の強い絆を示すものです。現在、Endurance社はタイ、インドネシア、香港、ベトナム、カンボジア、マレーシア、日本、エジプト、クウェート、オマーン、バーレーンを含む11カ国の多様な顧客にサービスを提供しています。そうした実績とトリプラの技術を融合することで更なる相乗効果が期待できると考えています。グループ全体で協力し合い、アジアのホテル業界における技術革新を牽引し、ステークホルダーの価値を高めていきます。絶え間なく進化し続けるグローバル市場において、永続的な価値を創造し続けるべく、各事業体の総合力を発揮していく所存です。
◼株式取得の方法
本件は、Endurance社の全株式を現Endurance社の株主から買い取ることにより子会社化する予定です。買収に関する対価はすべて現金とし、手元資金によって行う予定です。
詳細は以下よりご確認ください。
・IRニュース:https://tripla.io/ir/news/
(ENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.の株式取得に関するお知らせ)